ZENO - Love Will Live
ZENO(ジーノ)は、元スコーピオンズのギタリストであるウリ・ジョン・ロートの実弟ジーノ・ロートが、1984年にドイツのハノーファーで結成したバンド。キャッチー過ぎるメロディーラインを歌う、マイケル・フレクシグの透き通るようなハイトーンボイスと、エモーショナルで叙情的なジーノ・ロートのギターが特徴で、ドイツのメロディックハードロックを語るには欠かせない存在ですね。そんな彼らの"Love Will Live"は、1986年にリリースしたデビューアルバム『ZENO』に収録されたバラード曲。まるで聖歌のような楽曲で、合唱といい、メロディーの旋律といい、聴いているだけで何ともいえない優しさに包み込まれます。また表現が適切かわかりませんが、天国にいるとこんな気分になるんだろうなと思わせる、そんな心地の良いバラード曲になっていますね。残念ながらZENO(ジーノ)は、1989年に解散していしまいますが、その当時のメンバーのベーシストのウレ・リトゲン、2代目ボーカリストのトミー・ハートが中心となって「フェア・ウォーニング」を結成し、1992年に活動を再開しています。